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- 2024-3-1
- CATEGORYコラム
口臭の原因の多くは歯周病 – 臭いについての改善や対策とは??
こんにちは。
福岡県福岡市城南区の二階堂デンタルクリニックです。
口臭はデリケートな問題であり、周囲から指摘されることが少ないため、自己管理が重要です。
口臭には、空腹時や飲酒後など一時的に発生するものと、病気が原因で持続する「病的口臭」があります。特に、病的口臭の約8割が口腔内に起因し、その多くが歯周病によるものとされています。
歯周病による口臭とは?
歯周病が進行すると、「腐った卵のようなニオイ」「玉ねぎの腐ったようなニオイ」「生ゴミのようなニオイ」と表現される口臭が発生することがあります。
この不快な口臭の主な原因は、「VSC(揮発性硫黄化合物)」と呼ばれる成分です。歯周病が悪化すると歯ぐきの溝が深くなり、そこに細菌が繁殖してVSCが発生します。
VSCは以下の3種類のガスから成り立っています:
- 硫化水素(腐卵臭)
- メチルメルカプタン(腐った玉ねぎのようなニオイ)
- ジメチルサルファイド(生ゴミのようなニオイ)
これらが混ざり合うことで、独特の口臭が発生するのです。
歯周病による口臭は改善できる?
歯周病による口臭は、適切な歯周病治療を受けることで改善が可能です。
治療のポイントは、歯周病の原因である細菌を減らすことにあります。歯周病治療では、歯垢や歯石を専用の器具を用いて徹底的に除去し、口腔内の環境を整えます。
ただし、一度クリーニングを行っても細菌を完全に除去することはできません。そのため、毎日の丁寧な歯磨きと定期的なメンテナンスが欠かせません。
口臭が気になる方は歯科医院へ
歯磨きをしても口臭が気になる場合、歯周病が進行している可能性があります。
初期の歯周病は自覚症状がほとんどなく、自分では気づきにくいものです。定期的に歯科医院で検診を受け、早期発見・早期治療を心がけましょう。
福岡県福岡市城南区の二階堂デンタルクリニックでは、歯周病治療や予防に力を入れております。クリーニングはもちろん、口臭を防ぐための正しい歯磨き方法の指導も行っています。
お口の健康を整え、口臭の悩みを解消しましょう。